用心【その1】「気温の変化」
春先は三寒四温という言葉通りに、凍えるような寒い日が続いたかと思ったら、一転してぽかぽか陽気に・・・と、非常に気温が不安定な状態です。体の機能を調節する自律神経が、気温差によって働きすぎて、体に大きな負担をかけてしまうことで、体調を崩してしまいます。年間で見ても春は1年の中で寒暖差が最も大きい季節になります。外出時には脱ぎきしやすい衣服で調節するなどの対策が必要です。また、体の内側から整えることも大切。体を内から温めてくれる食材を採り入れる、入浴時は湯船にゆっくりつかる、適度な運動で筋肉量をアップさせる、などの生活習慣を見直して、自律神経をきちんと機能させましょう。
用心【その2】「天気の変化」
春は高気圧と低気圧が交互にやってくるので、天候が不安定になります。気圧の変化に体の調整機能が追い付かず、抑うつや慢性通の悪化などの不調を感じる人が多くなります。気圧の変化から受ける影響を減らし、痛みなどの体調不良を減らしていくためには、自律神経を整えて、気圧の変動に耐えられる体をつくることを心がけましょう。そのために必要なのが、1日3食をきちんと食べること。特に朝食は、寝ている間に下がってしまった体温を上げ、自律神経を整えるのに大きな役割を果たすので、欠かさないようにしましょう。
用心【その3】「環境の変化」
春は出会いや別れ、始まりと終わりなど、大きな変化を迎える季節です。不安や焦り、喪失感などのストレスが積み重なると、自律神経のバランスが崩れて心身の不調が生じやすくなります。こんな時に無理は禁物です。心と体が楽に過ごせるように、日常生活をコントロールすることが大切です。たっぷり休息をとり、のんびり体を動かし、美味しいものを食べて、ゆったりとした気分で免疫力を整える生活を心がけましょう。