健康長寿のために、食事はとても大切な要素です。排尿トラブルによるQOL低下にお悩みの方をサポートする食材を使用したレシピをご紹介します。
調理時間 9分
145kcal / 1人前
材料
【2人前】

作り方
Step 01
鶏むね肉は茹でる、または電子レンジで加熱して火を通し、冷めたら食べやすい大きさにほぐします。
Step 02
きゅうりは千切りにします。
- Point
- 血液サラサラ効果のある「リコピン」が豊富なトマトを入れるのもおすすめです。
Step 03
木綿豆腐は食べやすい大きさに切り、電子レンジで温めます。
Step 04
長ネギをみじん切りにし、タレと合わせます。
- Point
- しょうゆ、酢、ごま油、砂糖、中華だしを混ぜてタレをつくります。
ポン酢にごまとマヨネーズを合わせた「ごまマヨネーズ」や、「ごまドレッシング」など、マグネシウムを含むごまをタレで摂ることもおすすめです。
Step 05
器に①②③を並べ④とすりごまをかけて完成。
- Point
- 白炒りごまはすっておきましょう。
かぼちゃの種を砕いて入れると、食感が変わって美味しくなります。
レシピ解説
QOLを低下させる排尿トラブルには、食事でもアプローチを!
夜中に何度もトイレに起きて睡眠不足になったり、急な尿意が不安で外出を控えたことによっておこる運動不足から筋力が衰えるなど、排尿トラブルはQOLを大きく低下させてしまいます。排尿トラブルの対策としては、利尿作用があるものの摂取を控えることが重要です。
また、膀胱の弾力性が失われるなどの不調も主な原因の一つなので、膀胱を健やかに保つための栄養素を摂ることもおすすめです。
【排尿トラブル対策に摂り過ぎ注意な食材】
1. 塩分
食事で塩分を摂り過ぎると喉が渇き、過剰に水分補給するため、頻尿になりやすい状態に。また、自律神経が乱れて排尿トラブルの原因になります。
2. アルコール
利尿作用があるため尿意をもよおしやすくなります。前立腺肥大の症状のある方は、アルコールの多量摂取で病状を悪化させることがあるため注意が必要です。
3. カフェイン
利尿作用があります。コーヒーだけでなく、緑茶、紅茶にも含まれています。寝る前に水分を摂る必要がある場合は、ハーブティやそば茶などのノンカフェイン飲料を選びましょう。
4. 高脂肪
高脂肪の食事は男性ホルモンの働きを活性化しやすく、排尿トラブルの原因となる前立腺の肥大が進む可能性が指摘されています。
取り入れたい食材と成分
【木綿豆腐】
マグネシウムは筋肉の収縮を促す働きがあり、排尿の際に働く尿道括約筋や骨盤底筋などの筋肉の収縮に関わり、膀胱の正常な働きをサポートします。木綿豆腐はマグネシウムを豊富に含む食材で、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあるイソフラボンもたっぷりで、女性特有の悩みもサポートしてくれます。
【きゅうり】
シトルリンはアミノ酸の一種で、ウリ科の野菜や果物に含まれています。血流を促す作用もあり、代謝向上や冷えの解消から頻尿を防ぐ効果も期待できます。きゅうりにはシトルリンのほかに、血流を促進するピラジンという成分も含まれるため、排尿トラブルに効果的な食材です。
【鶏むね肉】
膀胱に柔軟性を与え、筋肉を強化するアミノ酸の一種のアルギニンを豊富に含みます。脂肪分が少なく、たんぱく質を多く含むため、積極的に摂取したい食材です。アルギニンは体内で作り出せる量が少ないため、魚介類や肉類、大豆製品など、食事から摂取する必要があります。