からだ本来の力で健康を守る「免疫力」は腸内環境と密接に関わっています。免疫力をサポートする食材を使用したレシピをご紹介します。
調理時間 10分
41kcal / 1人前
材料
【2人前】

作り方
Step 01
⼲ししいたけ、きざみ昆布を⽔で戻しておく。
Step 02
お湯を沸かしきざみ昆布を5分ほど茹でる。きざみ昆布が柔らかくなる前に、⼲ししいたけを⼊れ⽕を通す。
- Point
- 箸で持ち上げ、しなっとし、厚みが出たら茹で上がったサインです。
Step 03
冷⽔で②を冷やし⽔気を切る。
- Point
- キムチに含まれる「乳酸菌」は熱に弱いため、他の食材はキムチを入れる前に冷水で冷やしましょう。
Step 04
③と一口大に切ったキムチを混ぜて、しょうゆで和え、ごま油を回しかける。
- Point
- ごま油は、干ししいたけに含まれる脂溶性の「ビタミンD」の吸収を助ける働きがあります。
レシピ解説
腸内環境が免疫力を左右する
腸には食べた物だけでなく、病原菌やウイルスなどの外敵が一緒に入り込んできます。それらの外敵を撃退するため、体中の「免疫細胞」の約60~70%が腸に集まっています。たくさんの免疫細胞が、栄養や水分を吸収する腸の壁のすぐ内側に密集していて、外敵の侵入に備えているのです。その中でも免疫力の要となるのが腸のリンパ節「パイエル板」です。このパイエル板を活性化させるためには、腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させる食事を心がけることが大切です。
取り入れたい食材と成分
【昆布】
食物繊維の一種「フコイダン」を含む食材です。酢を使うことで食物繊維が柔らかくなりフコイダンなどの成分を取り込みやすくなります。「フコイダン」は海藻類に含まれるネバリ成分の1つ。丈夫な体づくりをサポートしてくれます。
【キムチ】
素材に香辛料を加え、乳酸発酵により熟成させた漬物で、「乳酸菌」を多く含みます。植物性の乳酸菌は胃酸に強く、生きたまま腸まで届きやすいといわれています。「乳酸菌」は善玉菌の一種で、腸内環境を整える働きがあり、免疫力のサポートにも役立つといわれています。
【干ししいたけ】
ビタミンD、B1、食物繊維、β-グルカンなどを含みます。使用する前に日光に当てておくと、よりビタミンDが形成されて効果的。「ビタミンD」は日光を浴びると体内で合成されるビタミンで、免疫機能を調整する働きが期待されます。