腸を活発にさせる腹筋トレーニング

Update: 2023.12.06
#体操

腸を守る腹筋

心臓や肺は生命維持のために最も重要な臓器ゆえに肋骨に守られています。一方、腸があるお腹の部分に骨はなく、その代わりに腸を守っているのが腹筋です。また、腹筋は腸に圧力をかけて、腸の中にある内容物を移動させる蠕動(ぜんどう)運動を助ける働きもあります。

腹筋を鍛えることで腸の働きを促進

腹筋には、腸の蠕動運動を助けるだけなく、猫背になり腸を圧迫しないよう姿勢を維持する働きもあります。腹筋が衰えると、蠕動運動が弱まり、腸の働きが抑えられる原因に。「便秘が続くな」「お腹の調子が悪くなったな」と感じる方は、腹筋を鍛えてみましょう。


やってみよう!
お腹の中心と脇腹を鍛える

腹筋で引き締まったお腹は見た目も若々しいもの。 さらに腹筋は腸の働きを活発にさせる働きもあります。腹筋を鍛え、腸の働きを活発にするトレーニングを紹介します。まずはお腹の中心にある腹直筋と脇腹にある腹横筋を鍛えていきましょう。

主に腹直筋を鍛える:寝たままヒップリフト

①仰向けに寝て両ひざを三角形に立てます。足の幅は腰幅程度に広げ、鼻から息を吸いましょう。 ②口から細く長く息を吐きながらお尻を浮かしていきます。この時にお腹とお尻に力を入れましょう。肩から膝が一直線になる様にします。 ③息を吐ききったら、楽に呼吸を続けながら、さらにお腹とお尻に負荷がかかるように、片足を上げましょう。5秒キープして、 足を下ろします。反対の足でも同じことを行います。左右で1セット。3セット行いましょう。

主に腹横筋を鍛える:サイドブリッヂ

①横向きに寝て、肩の下で肘をつきます。鼻から息を吸い、お腹に力を入れ、次の姿勢に備えます。 ②口から細く長く息を吐きながら、腰を上げていきます。体が一直線になる様にキープしましょう。息を吐ききったら、呼吸を楽にして5秒キープしましょう。※難しい方は1の姿勢のままキープしましょう。慣れてきたら腰を上げてみましょう。 ③反対の向きで同じことを行います。左右で1セット。これを3セット行いましょう。

※痛みが出る場合は、無理をしないようにしましょう。