腸の働きは
脳と密接な関係があります
私たちの健康に大きく関わる腸。
腸がしっかり働くことで便秘解消やダイエットだけでなく脳にも良い効果が生まれます。
ストレスを感じるとお腹が痛くなったり、下痢や便秘になったことはありませんか?
これは、脳からのシグナルが自律神経を使って腸に影響を与えることで発生します。反対に、腸内環境が乱れていると、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」や「ドーパミン」の分泌が減少し、不安が増すという報告もあります。腸は脳と密接な関係があるのです。
そこで今回は、寝る前に行うリラックス整腸エクササイズをご紹介します。
自律神経のバランスを整えることで
腸が活発になります
腸は、ストレスが強い状態だと自律神経の交感神経が活発になるため、働きが鈍くなってしまいます。
一方、副交感神経が優位なリラックスしている状態の時に、腸は活発に働きます。
この性質を利用した、副交感神経を優位にするリラックス整腸体操で、腸の働きを活発にしましょう。
やってみよう!
寝る前に行うリラックス整腸エクササイズ
副交感神経を優位にしてリラックス状態をつくる体操です。
夜寝る前に行うことで、腸の働きを良くし、質の良い睡眠も叶えられる一石二鳥の体操です。
1.座ってひねるエクササイズ
お腹周りがリラックスし、腸が働きやすくなる体操です。呼吸を止めないように注意しましょう。

①背筋を伸ばし、両足を床につけて椅子に座ります。
②左足を椅子の座面に三角に立て、両手でひざを抱えます。
③右手を左脚にかけ、口から細く長く息を「ふーーー」と吐きながら、気持ち良いと感じる程度に体をひねります。
息を吐ききったら、ひねった状態を維持し、20秒数えます。お尻や腰、お腹周りの筋肉が伸ばされているのを感じましょう。①に戻り、逆の脚も行います。左右1回ずつ行います。
2.寝て反るエクササイズ
布団の上で行うお腹周りのストレッチ。副交感神経を優位にしてくれます。こちらも呼吸を止めないように

①布団の上で脚を伸ばしてうつ伏せになります。両手を重ね、その上にあごを置きます。
②そこから肘を付き、息を「ふーーー」と吐きながら上半身を起こしていきます。
気持ちのいい範囲まで体を起こしてください。息を吐ききったら、状態を維持し、20秒数えます。おへそが布団から離れないように注意してください。1回だけ行います。
※運動は無理をせず、痛みを感じない程度に行ってください。