抗酸化パワーを高める疲労回復エクササイズ

Update: 2022.12.13
#体操

活性酸素から体を守る
「抗酸化力」に注目

免疫力に多大な影響を及ぼす要因として最近注目されているのが「活性酸素」。
活性酸素は細菌やウイルスを撃退するなど、体に有益な役割を果たす一方で、増えすぎると、正常な細胞まで傷つけてしまい、免疫力の低下や老化、動脈硬化などの様々な病気を引き起こすんだそう。
では、いったいどのように対処していけば良いのでしょう?その答えとなるのが「抗酸化力」です。
私たちの体にはもともと、増えすぎた活性酸素を分解して無害化する力が備わっており、この抗酸化力が体内で上手く機能することによって、体のサビを阻んでくれます。

そこで今回は、活性酸素による疲れを軽減する疲労回復エクササイズをご紹介します。

年齢と共に「抗酸化力」は
衰えて体がサビていく!?

残念ながら抗酸化力は年齢とともに衰えて、40代から急激に低下する傾向にあるのだとか。
加齢によって酸化が進むと、体の各パーツにサビが広がり、免疫力低下や老化へと結びついていくわけですが、その進行には個人差がありますから、日々抗酸化力を高める習慣を取り入れたいものですね。


運動後や外出帰りに取り入れよう!
お部屋でできる疲労回復エクササイズ

疲労の原因となる活性酸素を上手に取り除くためには軽い体操が有効です。
ウォーキングの後や外出後に疲労回復するエクササイズを取り入れて体をほぐしましょう。

1.上半身じんわり体操

リンパや大きい血管がある脇腹、背中、脇、二の腕にアプローチするエクササイズです。

①あぐらをかき、背筋を伸ばします。 ②左手を耳の横に添えて脇を開きます。右手は床に置き、上半身を支えます。 ③手を置いた方にゆっくり上半身だけを倒していきます。
お尻が上がらないように注意。気持ちよく伸びていると感じられる程度に倒した姿勢を維持しながら、20秒声に出して数えます。終わったら反対側も同じように行います。

2.下半身ブラブラトントン体操

血液やリンパ液が滞りやすい下半身、特にふくらはぎにアプローチします。

①寝た状態で手足を上に持ち上げます。
膝から下、手首から手をブラブラと10秒間、声に出して数えながら動かします。
②ブラブラを止めて、片方の足の甲でもう片方のふくはぎを10回、声に出して数えながらトントンと叩きます。
終わったら反対の足に変えて同じように行います。
※運動は無理をせず、痛みを感じない程度に行ってください。