秋冬こそ取り入れたい朝のめぐりアップ習慣

Update: 2022.11.11
#体操

かぜをひきやすい人とひきにくい人、
その違いは?

これからの季節は日増しに気温が下がり、湿度も下がってくるので空気が乾燥します。
乾燥した空気中ではかぜの原因ウイルスの活動が活発になるため、感染対策により一層注意が必要です。
たとえ流行していても、誰もがかぜやインフルエンザにかかるわけではありません。
めったにかぜをひかない人、かかっても症状の軽い人、ひきやすくなかなか治りにくい人など、人それぞれ。その理由は、一人ひとりの免疫力の違いにあります。免疫力は、加齢によって低下するものの、生活習慣に大きく影響され、個人差が生じるのだそう。

そこで今回は、朝に体のめぐりを良くして、免疫力を高めるエクササイズをご紹介します。

朝に血流とリンパの流れを促進して
1日の免疫力を高めよう

私たちの体を守ってくれる免疫細胞は、寝ている間にも一生懸命働いています。しかし、睡眠中は体を動かさないため、血液やリンパの流れが滞りがち。朝起きてすぐにエクササイズを取り入れることで、体のめぐりを促進し、朝から免疫力を高めましょう。


朝に取り入れてみよう!
体のめぐりアップエクササイズ

朝、目が覚めたらお布団の上ですぐに行うエクササイズです。
朝一番に体を動かして、体のめぐりを良くし、免疫力を高めましょう。

1. 全身アプローチ!布団の中でのびのび

睡眠中に縮こまった全身の筋肉を伸ばすことで、血液やリンパの流れが良くなり、免疫力が活性化します。

①朝、目が覚めたら、寝たまま両腕を頭の上へ伸ばし、手と足先を反対方向に引っ張るように伸びます。手はグー。足の指先は下へと引っ張るように伸びます。 ②息を止めないように気を付けて、呼吸を自然に行い、5秒から10秒伸びてみましょう。

2. リンパのゴミ箱をきれいにしよう!

左の鎖骨あたりは、リンパの最終地点で老廃物がたまる、体のゴミ箱のようなところ。静脈と合流することで老廃物が外に排出されます。ゴミ箱が老廃物で詰まっていると、免疫力も低下するため、毎朝ゴミ箱をきれいにして、免疫力を高める準備をしましょう。

①布団の上に座り、左の鎖骨に手を当てます。自然に呼吸しながら、鎖骨に沿うように10回ゆっくりやさしくさすります。強くおさえないように気をつけましょう。 ②リンパの流れを良くするためには、反対の右の鎖骨も同じように行います。

3.脇腹のびのびでスッキリ!

脇や脇腹にはリンパがたくさん流れています。
この部分を伸ばしてリンパの流れを良くし、免疫力をアップさせましょう。

①布団に座ったまま、左手をまっすぐ上にあげます。上げていない方の手は、布団の上に置きます。 ②「1と2と3と」と口に出して数えながら、上半身を右側に45度程度倒していきます。
1~5数える間に45度倒し、6~10数える間にゆっくり体を起こします。左右1回ずつ行います。
※体操は無理をせず、自分のペースでゆっくり行ってください。