自律神経を整えて免疫力を高めよう!

Update: 2022.10.04
#体操

免疫機能に働きかける自律神経

自律神経とは、内臓や血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経です。
交感神経と副交感神経の2つからなり、まるでアクセルとブレーキのような関係で、お互い協調しながら体の調節を行っています。免疫細胞であるNK細胞やT細胞を含むリンパ球の働きを調節し免疫機能とも大きな関係があるので、免疫力を高めるためには、自律神経を整えることが大切です。

そこで今回は、自律神経を整えるエクササイズをご紹介します。

適度な運動でリンパ球をリンパ節に集中させ、
休息して放出する

リンパ球は交感神経が優位になるとリンパ節に集中、副交感神経が優位になると体内に放出、これを繰り返すことで免疫力を高めます。この機能を整えるためには、運動で適度に交感神経を活発化させた後に、睡眠や休息によって副交感神経が活性化されるように切り替えることがとても大切です。


やってみよう!
免疫力を高めるエクササイズ

1.全身のエクササイズ

全身を使って血流を促進します。
ちょっとした筋トレにもなり、交感神経を優位にしてくれます。

①足は肩幅程度に広げて、手を腰に置き、目線はまっすぐにします。 ②「1・2」と数えながら、中腰に。背すじを伸ばしてひざを曲げることで、太腿の筋肉をしっかり使うことができます。 ③「3・4」と数えながら腰を上げて、左手を斜め上に伸ばし、左脇を伸ばします。この時、左のかかとを浮かして伸びる態勢をつくりましょう。

④スタートポジションにもどした後、「5・6」と数えながら、中腰に。 ⑤「7・8」と数えながら右手と右脇を斜め上に伸ばしましょう。①~⑤を、5回繰り返します。

2.下半身のエクササイズ

血流が滞りやすい下半身を
重点的にアプローチする体操です。

①右手を壁に付き横向きに立ちます。目線はまっすぐにします。 ②「1」のカウントで、左足を1歩後ろに引き、踵を浮かします。 ③「2」のカウントで膝を曲げながら円を描くように左足を前に回します。

④膝が前にきた時に、膝が腰と同じ高さになるようにします。 ⑤「3」のカウントで、脚を床に下ろしてスタートポジションにもどします。①~⑤を、左右5回ずつ行います。
※痛くない範囲で行いましょう。