眼精疲労に、速攻アイ・ストレッチ!

Update: 2022.07.13
#体操

眼精疲労には様々な
原因があります

眼精疲労とは、目の使い過ぎにより全身に疲れを感じる状態のこと。

眼精疲労の原因は様々ですが、目が乾くドライアイ、パソコンや手元での作業を長時間行う目の酷使、照明やパソコン画面の光、紫外線などの刺激、見えづらいのに無理して見ようとする際の眼球まわりの筋肉の緊張などが挙げられます。特に筋肉の緊張が続くと、頭痛や肩こり、吐き気をもよおすなどの辛い症状の要因になります。

そこで今回は、眼精疲労が気になったとき、すぐにできるストレッチをご紹介します。

目に関わる7つの筋肉を
ほぐすことが大切

眼精疲労は目にまつわる7つの筋肉(眼球を上下左右に動かすための6つの筋肉と、水晶体を支え、ピントを合わせるための毛様体筋)が関係しています。パソコン作業などで同じところを見続けると、視野が狭くなり、7つの筋肉がこり固まって疲労に繋がります。眼球とピントを動かす筋肉のストレッチで7つの筋肉を動かし、こりをほぐしてあげることが大切です。


やってみよう!
どこでも!すぐできる!アイ・ストレッチ

1.目を支える筋肉をほぐす

目の奥にある眼球を支える筋肉のストレッチです。

①鼻の延長上に左手の親指をたて、親指の爪がはっきり見える位置でピントを合わせます。右手は顔が動かないように顎を支えます。 ②親指から目をはなさないようにしながら、左手で無限大のマーク(∞)をゆっくり描きます。動かすのは左手と目だけで、顔が動かないように注意しましょう。呼吸は楽に行いながら、3周行います。左手が終わったら、動きのバランスを整えるために右手でも同様に行いましょう。

2.ピントを調節する筋肉をほぐす

レンズの役割をする水晶体を支える筋肉のストレッチです。

①左手の親指を立てて、鼻の頭につけます。右手の親指を立てて、肩の高さでまっすぐ前に伸ばします。 ②鼻の頭につけた左手の親指をじっと5秒見つめます。ボンヤリして気持ち悪い場合は、少し鼻の頭から離してもかまいません。次に、前に伸ばした右手の親指を5秒見つめましょう。遠近交互に3回ずつ行ったら、手を変えてもう3回ずつ行います。呼吸は楽に行いましょう。

3.目を光から開放する

光ストレスから解放してくれます。

①手のひらを合わせ、ゴシゴシこすってあたためます。 ②手をカップのような形状にし、指の部分が目に、くぼみの部分がほっぺにくるように目をつぶって顔に当てます。
そのままの状態で、30秒ほど目を休めます。手をゆるめ、ゆっくり目を開き、少しずつ光に目を慣れさせたあと、
そっと手を顔から離します。呼吸は楽に行いましょう。