生命維持に重要なカギを握る血流を改善!

Update: 2021.05.14
#体操

下半身の筋肉は血流のポンプ。
しっかり鍛えてめぐりを促そう!

暖かい日が増え、暑い日差しを浴びることも多くなってきましたね。ですが、気温とは関係なく、手足の冷えが気になるという方もいるのでは?その原因は「血液の流れが悪い」からかもしれません。血流の悪化は、様々な症状を引き起こすリスクもあり、例えば、冷えや肩こり、腰痛、肌荒れ、肥満、動脈硬化などが挙げられます。
では、血流を改善するにはどうしたら良いのでしょうか。大切なのは、バランスの良い食事をとる・質の良い睡眠を心がける・お風呂にゆっくりつかるなどしてしっかり体を温めること。それに加えておすすめしたいのが、下半身の筋肉を鍛える体操です。下半身の筋肉には、静脈の血液を心臓にもどす「ポンプ」の役割があり、血液を重力に逆らって上に押し上げるため、強い力が必要になってきます。そこで大切なのが、下半身の大きな筋肉をしっかり動かし、鍛えてあげること。適度な運動を行い筋肉をつけながら、滞りがちな血流を促しましょう。

適度な運動で血管をやわらかく

年齢が上がるにつれて血管は硬くなります。しかし、適度な運動によって身体を動かしてあげることで、血管がやわらかくなることがわかってきました。これは、運動をして血流が促進されることで血管内に分泌される「一酸化窒素」のはたらきによるもの。健康な血管の維持のためにも、適度な運動を心がけるようにしたいですね。


やってみよう!
下半身めぐり体操

夕方になって脚がむくんでくるのは、血流が滞っている証拠。下半身を重点的に動かしながら、身体全体の血流を促しましょう。



1.振り子体操

股関節やおしりの筋肉を重点的に動かします。


①椅子を支えにし、腹部に力を入れて背筋を伸ばして立ちます。 ②その姿勢のまま左足を前に上げ、左腕を後ろに曲げます。 ③左足を後ろに引き、腕を前に振ります。頭からおしりまでキレイな滑り台を描くよう意識して。 ・呼吸しながら2と3を左右5回ずつ繰り返します。振り子のようにブラブラさせましょう。

2.キックポンプ体操

タオルを使って太もも裏の筋肉やふくらはぎを重点的に動かします。

①椅子に浅く座り背筋を伸ばします。体勢が不安な方は両足を伸ばして床に座り行いましょう。 ②片足の裏にタオルを掛けます。 ③脚をゆっくりまっすぐ伸ばしていき20秒間キープします。難しい場合は曲がった状態でもOK。反対の足でも同じように行います。
※運動は無理をせず、痛みを感じない程度に行ってください。